スタッフブログ

地球が回ってる限り、宇宙が膨張し続ける限りHUNG TIME TIMES!

Tanima K/I

『マリンバという楽器』

ぼくの後輩に北澤恵美子さんという
マリンバ奏者がいます。
彼女の連載、もうすぐTIMESで始まります。
自身のHPのスタートもあるので
大変でしょうが頑張って。
マリンバ親善大使!。
marimbaafrica.jpg
マリンバ、わかりやすく言えば
木琴のこと。

そう、小学生のとき、打たいていたモッキン。
まさにそれです。

ぼくが学生の頃よく聞いていたリスニング系ジャズ・グループに
MJQ(モダン・ジャズ・カルテット)があったんですが、
ここで使用されていたのは金琴。
金琴=ビブラフォン、またはバイブラフォン。

マリンバは木の音板の下に共鳴する筒がついています。
これはバイブラフォンも同じです。

木琴のルーツはアフリカ。
彼女は当然アフリカ音楽にも造詣が深いです。
アフリカのマリンバ=コギリ=バラフォンの演奏もされます。
balafon.jpg
彼女はバラフォンの名手カクラバ・ロビ氏に師事。
ロビさんの壮絶テクニックの演奏は必聴です!。
シンセサイザーとも思えるくらい、不思議で
魅力的な音です。興味ある方は是非。
yamano_3199070865.jpg

『カクラバ・ロビ/ライブ~アフリカン・パーカッションの至宝』

バラフォンのバラフォはアフリカの言葉で
『輪になる』なんて言う意味があるらしい。なんてことを
ミュージック・マガジン時代に中村とうよう師から習ったような・・。
このあたりも連載で解説されるでしょう。

このバラフォン、木製の各音板の下にひょうたんがぶら下がっています。
そのひょうたんに穴があいていて、クモの糸の膜が貼ってあります。
この膜が共鳴してビリビリ音が出るんです。
この譜面で書けない音がこの楽器の魅力です。
このひょうたんも写真のように大小あるんで木板がこのように
反る姿をバラフォと言うんだったかな、恵美子さん?

後の訂正、解説よろしくね。

今度のコンサートに共演される楽器、親指ピアノも
はじく弦に輪っかが付いていて、これも共鳴してビリビリ
音が出ます。これまた楽譜に書けない魅力的な音です。

興味のある方は是非ともコンサートで体感/体聴してみてください。

楽しみです。連載。
楽しみです。コンサート。

*彼女はマリンバ教室を神田神保町でやられています。


2010.05.21 FRI.

井上亀夫  kameo a.k.a. prince of fool's